Kicad 作成済みの部品の色を変える。
Kicadの3D部品はカラーバリエーションがほとんどありません。
特にLEDは色を変えたい場合が多いので簡易な色変更手順(透過や質感の設定は省略)をまとめました。
今回はLED_D3.0mmを対象にしました。手順は以下の通り。
①元になる3Dデータ(step、wrl両方とも)をローカルにコピーする。必要に応じてファイル名を変更する。
今回はLED_D3.0mmG (緑のLEDにしてみる)
(例)C:\Program Files\KiCad\share\kicad\modules\packages3d\LED_THT.3dshapes
②FreeCADを起動し「新規作成」を選択する。
③コピーしたstepファイルをインポートする。stepファイルが表示されない場合は右下のファイルタイプを操作してみてください。
④Pathを選択後、コンボビューを右クリック→色を設定を選択。
⑤色を変更したい場所を選択
⑥色を選択すると、色選択のダイヤログが表示されるので色を選ぶ。
同じ色を毎回選ぶ場合は、カスタムカラーに追加しておくと便利です。
全て塗り終わったら一度SAVEする。
⑦マクロを起動する。
マクロメニューのexport to Kicadを選択してExportする。(設定値はデフォルト)
FreeCADを終了する。(ファイルは保存しなくてよい)
※マクロのインストールは「電子工作専科」のHPを参照 https://denshikousakusenka.jimdo.com/開発環境構築/kicad/部品3dデータ作成/ |
⑧Kicadのフットプリントエディタを起動する。
フットプリントをインポートを選択し、LED_D3.0mm.kicad.modをインポートする。
設定をLED_D3.0mmGに変更する。
⑨3D設定タブを選択する。⑦で保存した3Dファイルを選択する。
⑨ファイルを保存する。保存するさい、ライブラリの選択を要求されるので、今回はmylibを選択する。
⑩念のため、作成した3D部品が反映されているか確認するためPCBレイアウトエディタを起動する。
LEDを選択してフットプリントを変更する。
3Dビュアーで変更されている事を確認する。
文章で書くと面倒に思えるが、実際にやってみると簡単。
LED下の白い部品もDIP-4も色を変更してみた。
LEDのカラーバリエーション
カラーバリエーションに不満はある方は是非お試しを。
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