カーチャンクサーバー使ってアンテナの性能試験
カーチャンクサーバーのパワーテスト機能(FT-817NDの場合5/2.5/1/0.5W)を使って
アンテナの性能試験(相対利得)を計ったみた。
【準備】
①FT-817NDの通常の出力を0.5Wに設定する。(FT-818NDは1W)
②カーチャンクサーバーのパワーテスト機能をONにする。
③カーチャンクサーバの運用を開始する。
④カーチャンクサーバが受信できる範囲に移動する。(Sメータで3~5程度)
移動先は出来れば障害物が無く、同じ標高で安全な場所が望ましい。
⑤今回はハンディ機(DJ-G7)をターゲットにしたので手持の状態で測定
※測定は被測定アンテナと比較対象アンテナ(出来れば利得が明確なもの)を持参すること。
【測定】
以下、被測定アンテナ、比較アンテナを全て測定する。
今回は、438.750MHz(FM)
①ハンディ機にアンテナを接続する
②カーチャンクする
③アナウンスで送信出力を確認しながらSメータを記録する。
※測定方法は「第一電波 」の記事を参考に、片手で持って口元に近づけ、アンテナがなるべく垂直になるようにして計測を行った。(無線機はダミーではなくDJ-G7)
https://www.hamlife.jp/2020/03/20/diamondant-ant-sokutei-special/
【測定結果】Sメータ(平均)
アンテナ | 5W | 2.5W | 1W | 0.5W |
DJ-G7付属 | 5 | 4 | 2 | 1 |
ID-51付属 | 8 | 7 | 5 | 4 |
SRH805S | 6 | 5 | 3 | 1 |
ロケットの激安アンテナ | 5 | 4 | 3 | 2 |
秋月UH-561S | 8 | 7 | 5 | 4 |
ピカント(基本形) | 9 | 8 | 7 | 6 |
ピカント(ネズミ型) | 8 | 7 | 5 | 4 |
【考察】
結果は一つの例でしかないが、意外に差が出た。(個人的感想です。)
1W基準に電力比は以下のとおりです。
0.5W = -3db 1W = 0db 2.5W = +4dB 5W = +7dB
ID-51付属のS5を基準としてみると
- 秋月アンテナとネズミ型はID-51と同程度
- DJ-G7が -7dB SRH805Sが -4dbとなった。
両者とも1200MHz帯までサポートしているため性能を犠牲にしているのかも知れない。 - ピカント基本形はID-51付属比+3dBくらいです。
ピカント(基本形)
ピカント(基本形)の指向性と利得(MMANA)
ピカント(ネズミ型)
1回だけの測定なのであくまで参考としてご覧ください。
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