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2020年9月

2020年9月27日 (日)

M5ATOM体験記

P0

M5ATOM(M5matrix)がやってきたので、備忘録を記載します。

特にUI FLOWには、使い方を理解するまで苦労したwww

M5ATOMとは?

M5Stackについては、以下のサイトに丁寧にまとめられているので、説明を省略します。

M5StackとM5Stickの選び方(2020年2月) – Lang-ship

M5ATOMとは、(現在のところ)M5Stackシリーズの中で最小のモジュールです。

5X5のLEDを備えたmatrixとLiteの2種類があります。参考にMicro:bitも記載しました。

  ATOM matrix ATOM Lite Micro:bit(参考)
大きさ 24x24x14 mm 24x24x10 mm 43x52x11 mm
重量 14 g 12 g 9 g
LED 25(5x5)RGB LED 1 RGB LED 25(5x5)赤
コア ESP32 PICOベース ESP32 PICOベース 32 bit ARM Cortex M0ベース
USB TYPE-C TYPE-C マイクロ
センサー IMU(加速度,角度) IMU(加速度,角度) 光,温度,磁気,加速度
開発環境

・Arduino-IDE
・M5UI.Flow


・Arduino-IDE
・M5UI.Flow


・Microsoft MakeCode
・Pythonエディター

少し残念なのは、M5シリーズはセンサー類を外付け(オプション)にしている点です。

価格を抑える点では有効ですが、最初から多くを内蔵しているMicro:bitに慣れているので不満に感じます。

また、オプションを増やしていくと結構な価格になり、折角小さく作った利点が損なわれます。

センサーの例(SWITCH SCIENCE調べ)

  • 光センサー :GROVE - 光センサ  583円
  • 温度センサー:GROVE - 温度センサ 440円

M5UIFlowの導入

Arduino-IDEの操作は、他のボードとほぼ同じため省略します。
M5UI.Flowは、Micro:bitのMakeCodeと同じようにGUIでプログラミングすることが出来ます。

しかし、M5ATOMはディスプレイが無いため結構はまる人が多いようです。

また、ツールの画面構成が変更され古いドキュメントでは参考にならないので再整理しました。

①インストールの準備
以下のサイトから以下のツールをダウンロードします。

https://m5stack.com/pages/download

Wi-Fi環境がある場合、②③は必要ありませんがオフライン開発を考慮して、今回はDesktop環境を構築したいと思います。

P2

①CP210X Driver:USBシリアル用ドライバ
②M5Burner:UI.Flowのファームウエア
③UIFlow-Desktop-IDE:開発ツール


CP210X Driverのインストール

  1. ダウンロードしたCP210x_VCP_Windows.zipを解凍します。
  2. CP210xVCPInstaller_x64_v6.7.0.0.exeを実行します。(Windows10の場合)
  3. ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」をクリック
  4. 指示に従ってインストールを進め「完了」でインストール終了

M5Burnerの実行

ここで、M5ATOMにUIFlowに必要なファームウェアをM5ATOMに書き込みます。

  1. ダウンロードした M5Burner.zipを解凍します。
  2. M5ATOMをUSBケーブルでPCと接続します。接続しないと5項で、
    COMポート番号が選択できません。
    ※初めて接続した場合、ドライバーのインストールが始まる事があります。インストールが終わるのを待ってから作業を進めてください。
  3. M5Burner.exeを実行します。
    P3
  4. 左のバーからATOMをクリックします。UIFlowが表示されます。
    P4
  5. UIFlowが表示されます。メニュー上部のCOMポート番号を選択します。
    Baudrateは115200を選択してください。【はまりポイント】
    ※COMポート番号は各PCの環境により異なります。(私の環境ではCOM16でした。)
    COMポート番号が判らない場合は、USBを挿した時だけ現れるCOMポート番号を設定してください。
    ※PCに詳しい方は、デバイスマネージャーで「Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge」
    となっているCOMポートを探してください。
    なお、環境によっては、「Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge」「USB Serial Port」
    と表示されます。
    P11
  6. 右のプルダウンメニューを選択してください。
    今回は最新の、v1.6.3-matrixを選択しました。
    続いて、Downloadを選択すると、緑のバーが動いて
    ネットからファームウェアがダウンロードされます。
     P4
  7. ダウンロードが完了すると以下の画面に切り替わりBrunが選択できるようになります。
    P5
  8. Brunをクリックします。USB接続でもWiFi設定画面が出てきますが、
    何も設定せずに「Start」ボタンをクリックします。【はまりポイント】
    P6
  9. Startをクリックするとまた画面が切り替わります。
    ここで、エラーが発生する場合は、5項の設定を確認してください。
    P7
  10. 100%になって、Brun SuccessFullyと表示されたら
    ファームウェアの書き込みは成功です。
    closeボタンをクリックしてください。
    P8
  11. M5ATOMをUSB接続で実行するための環境を設定します。
    Configulationクリックしてください。
    P5
  12. Start ModeをUSB Modeにしてください。【はまりポイント】
    これを忘れるとUIFlowの接続に失敗します。
    その他はデフォルトのままで結構です。
    ※Wiーfiに切り替える時はここで変更できます。
    P09
  13. Saveをクリックしたら書き込みが行われ作業は終了です。
    M5ATOMはLEDが点灯した状態になっていますので、
    作業が終了したらUSBを抜き、M5Burner.exeを 終了してください。
    ※LEDが点灯したまま放置すると熱を持ちます。(0.13A程度電流が流れます)

M5UIFlowの実行

では、実際にM5UIFlow.exeを起動し簡単に動作を確認しましょう。

  1. ダウンロードしたUIFlow-Desktop-IDE.zipを解凍します。
  2. M5ATOMをUSBケーブルでPCと接続します。
  3. 前面のLEDスイッチを押したままリセットスイッチ(本体横)を押します。【はまりポイント】
  4. 色が変わるので、青色になったらスイッチを離します。
    ※失敗した場合は、3項から再度実施してください。(少し慣れが必要です。)
    ※色の意味は次の通りです。
    緑:WiFiに接続し書き込み状態になるモード
    青:USB接続しIDEから書き込みができるモード
    黄:WiFiのAPになりセットアップできるモード
    紫:書き込まれたアプリを起動するモード
  5. UIFlow-Desktop-IDE.exeを実行します。
  6. v1.4.5をクリックします。
    P12
  7. 設定画面が表示されるので、COMポート、言語、Device(ここではmatrix)
    を選択後、OKをクリックしてください。
    ※COMポート番号は、M5Bunerで設定したものと同じものです。
    なお、USBポートを変えると番号が変わる場合があります。
    P13
  8. 次のような画面が表示されます。
    P14
  9. 画面左下が接続済みになっていれば正常です。
    P15

    もし、Disconnectedになっている場合は接続に失敗しています。
    USBケーブル、COMポート番号、M5ATOMが青になっているか等を確認してください。
    P16

◆M5ATOM(UIFlow)でLチカをやってみる

  1. 「セットアップ」と表示されている場所にUIでプログラムをします。
    P17
  2. 「イベント」⇒「ずっと」の順にクリックします。「ずっと」がグレイで表示されます。
  3. 表示されたパーツをSetupの下に付けます。プログラムが有効になると色が付きます。
    P18
  4. 「ハードウェア」⇒「RGBカラー」⇒「LEDバーの色を色に設定する」の順にをクリックします。
    「LEDバーの色を色に設定する 」を「ずっと」の中に入れます。
    P19
  5. 「LEDバーの色を色に設定する」を右クリック⇒「複製」の順にクリックします。
  6. 複製された「LEDバーの色を色に設定する 」を2つ重ねます。
    をクリックし表示された色見本から黒(右上)を選択します。
    表示が「LEDバーの色を■色に設定する 」に変わります。 
    P20
  7. 「タイマー」⇒「1秒停止」の順にクリックします。
    「1秒停止」 を複製し図のように配置します。
    これでプログラムは完成です。

    P21 
  8. 画面右上の「RUNボタン」をクリックします。
    画面が1秒毎に赤く点滅ですます。
    ※「RUNボタン」で転送したブログラムは電源を切るとM5ATOMから消えてしまいます。主に、開発中に使用します。
    P23
  9. 作成が終わったプログラムをM5ATOM内に保存する場合は、「Download」ボタンをクリックします。
    その他、ファイルとして保存する場合は、「SAVE」や「LOAD」も使えます。
    P24

最後に

UIFlowだけで、高度なプログラムを書くことは厳しいと感じました。
実際の開発では、UIFlowでスケルトンを作ってPythonで詳細を記述する方が
便利に思えます。何が出来るかしばらく遊んでみます。

2020年9月16日 (水)

CWエイリアンキット(本体)の組み立て方

Ver0.3 2020/09/21

Dsc_0069

CWエイリアンキット(本体)の組み立て方について解説します。

サブ基板についてはこちらをご覧ください。

【回路図】画面をクリックし、拡大してご覧ください。(青い四角の中はサブ基板)

Photo_20201216095101

CWエイリアンキット(サブ基板)の組み立て方(リンク)


【キットの作成について】

  1. 以下のリンクから部品に不足が無いか確認してください。不足が有る場合は、ご連絡をお願い致します。
    CWエイリアンキットの部品表

  2. 部品はパッケージ毎に出し入れしてください。特にコンデンサは、文字の表示が小さいので混ざると大変です。
  3. ハンダコテ(電子工作用)、ハンダ、ニッパ等を用意してください。
  4. 工作の時間は30分~1時間程度です。時間に余裕をもって作業してください。
  5. お子様が作業する場合は、必ず保護者が付き添ってください。
  6. 火傷やケガに注意してください。
  7. 部品の取り付けは比較的小さな部品から大きな部品の順に行うと作業がしやすいです。
  8. 基板に部品の記号(R1やC1等)を記載していますが場所が判らない場合は、本マニュアルの写真等で確認してください。

【組立手順】

①圧電スピーカ

パッケージ 部品記号 部品名 備考
PKG-02 SP1 圧電スピーカ:角  

表面実装部品(SMD)ですが、1辺が12mmと大きいため、取り付けは難しくありません。

Dsc_0036_2

参考:表面実装部品(SMD)のはんだ付け(古賀電子さんのサイト)

 

  1. 基板裏面のSP1と書かれたと所の一方に、ほんの少しだけハンダを盛ります。(たくさん盛らない)
    Dsc_0039
  2. 部品が線からはみ出さない位置に抑えながら仮止めします。
    ※指で押さえると火傷の危険性があるのでピンセットを使うか、ドライバーの柄の部分で抑えると良い。
    ペンチを使うと部品や基板を傷つけてしまう可能性があります。 
    Dsc_0090  
  3. 反対側の電極にハンダ付けします。
  4. 先ほど予備はんだした方に仕上げのはんだ付けを行います。
    Dsc_0042


②コンデンサ

パッケージ 部品記号 部品名 備考
PKG-02 C7 コンデンサ
1μF(105)
C8
C9
PKG-03 C1 コンデンサ
22pF(22)
C3
PKG-05 C2 コンデンサ
0.01μF(103)
C4
C6

Dsc_0079

極性は有りません。


③抵抗

パッケージ 部品記号 部品名 備考
PKG-02 R6 抵抗 510Ω(緑茶茶 )
PKG-04 R1 抵抗 1KΩ(茶黒赤) 
R3 1KΩ(茶黒赤) 
R4 1KΩ(茶黒赤) 
PKG-05 R2 抵抗 10KΩ(茶黒橙)
R5 10KΩ(茶黒橙)


Dsc_0044

抵抗は、写真のようにリード線を曲げます。
取付位置は○印が抵抗、印が無い方が曲げたリード線です。
Dsc_0080
   


 ④極性がある部品

パッケージ 部品記号 部品名 備考
PKG-04 D1 LED  
U2 3端子レギュレータ
 
C5 電解コンデンサ
 
D2 ダイオード
 

Dsc_0081

  1. LED
    リード線が長い方が「+」です。
  2. 3端子レギュレータ
    平らな面を画面の右側に向けます。
  3. 電解コンデンサ
    リード線が長い方が「+」です。
  4. ダイオード
    黒いラインがある「K」側のリード線を曲げます。取付方法は抵抗と同じです。

  Dsc_0071


⑤ソケットスイッチ類

パッケージ 部品記号 部品名 備考
PKG-01   ICソケット(28P)  
PKG-04 SW1 スライドスイッチ
 
F1 リセッタブルFUSE
極性はありません。
PKG-05 J2 ミニステレオジャック 
 

Dsc_0082

リセッタブルFUSEは、過電流時に熱を発生させますので、リード線の折れ曲がり(S字部分)を直さずに、ハンダ付けしてください。


⑥クリスタル、2Pピンヘッダ、DCジャック

パッケージ 部品記号 部品名 備考
PKG-02 JP1 2Pピンヘッダ  
PKG-03 X1 クリスタル
 
PKG-04 J1 DCジャック
 

Dsc_0084
ピンヘッダとピンソケットは、セットにすると取り扱いが楽です。

Dsc_0084-_2p

クリスタルは、基板から少し離して取付ます。

  1. 太さが1~1.5mm程度 のフラットケーブルまたは2~3本をテープで平行に束ねた線を用意します。
    Dsc_0094
  2. 基板とクリスタルの間にケーブルを差し込みます。
  3. クリスタルを抑えながらクリスタルのリード線を1本だけ、ハンダ付けします。(火傷注意
    Dsc_0093
  4.  フラットケーブルを引き抜きます。
    Dsc_0051
  5.  基板とクリスタルが平行になるよう調整してから、残りのリード線のハンダ付けをします。 

⑦L型ピンソケット

パッケージ 部品記号 部品名 備考
PKG-01 J3 L型ピンソケット  

オプションボードや大型LCD等を使用する予定が無ければ、取付を省略しても結構です。(後から取り付ける事も可能)
Dsc_0053

また、ICソケット上部の「+5V」は将来の拡張用です。部品の取り付けは有りません。

Dsc_0089

※+5Vは出力専用(トータル0.1A)です。ここから電源を、供給しないでください。


⑧LCD

パッケージ 部品記号 部品名 備考
PKG-02   LCDバックライト  
PKG-06 U3 LCD  

LCDは、一番故障が起きやすい部品です。

LCDは出荷前に全数動作確認していますが、ハンダ付け時の熱で壊れる事もあります。

なるべく、短時間でハンダ付けするよう気を付けてください。

Dsc_0054

LCDとバックライトを組み合わせて実装します。

  1. バックライトの両面テープ(上下2本)をはがします。
    Dsc_0055
  2. LCDの裏側にバックライトを付けます。
    リード線「黒」は④と⑤の間を通します。
    リード線「赤」は⑥と⑦の間を通します。

    Dsc_0056
  3. LCDの足を綺麗に揃えてください。曲がっていると基板にささり難くなります。
    無理に押し込むとピンが曲がってしまいます。
    バックライトのリード線は後から取付ます。
  4. LCDのハンダ付けを行ってください。
    Dsc_0058

  5. 写真の様に、バックライトのリード線(赤および黒)を表から差し込みます。
    先端をL字に曲げてハンダ付けします。
    ※リード線をカットする必要はありません。
    余ったリード線は、LCDの横の邪魔にならない所にまとめてください。

    Dsc_0060
     補足:LCDを取り付けるとエイリアンのイラスト(牙)が見えなくなります。
       このイラストが見られるのは、作成した人の特権ですw

⑨マイコン

パッケージ 部品記号 部品名 備考
PKG-01 U1 マイコン  

パッケージ:PKG-02
Dsc_0088   

マイコンの切込み(半円)がある方を写真の左側に来るように差し込んでください。
最後に、ハンダ付け漏れが無いか確認してください。特にICソケットとLCDは注意してください。


【動作確認】

①事前準備

動作確認を行う前に以下の準備をしてください。

  • 電源DC9~15Vのセンター「+」の電源を用意してください。DCプラグのサイズは、2.1Φです。
  • 電源スイッチ(本体上部)を右にスライドしてください。
  • 外部スイッチを2個用意し、図のように配線してください。
  • JP1に2Pピンソケットを挿してください。ソケットを挿さないと音が鳴りません。
  • オプションボード(本体左側)は接続しない。

Key_20200921000701

※キットと同時購入限定ですが、マウス型パドルも頒布致します。(数に限り有り)

マウス型パドルについて

Dsc_0099


②電源を入れる

  1. 電源スイッチを左にスライドしてください。LCDのバックライトが発光します。
    ※バックライトが発光しない場合は、直ちに電源を切り配線を確認してください。
  2. 「ピコーン」と音がします。音がすれば、マイコンは動作しています。
    ※音がしない場合は、スピーカー回りやジャンパーを確認してください。
    ※スピーカー周りに異常が無い場合は、ICソケットの配線やクリスタル周りを確認してください。
  3. LCDにバージョン画面が表示されます。
    ※画面に何も出ない場合、一度電源を切り、再度電源を入れてください。
    ※電源を再投入しても画面が表示されない場合は、LCD、C7、C8、C9、R5、D2周りを確認してください。
    ※画面が反転する、上下逆になる場合はLCDの④~⑧端子のハンダ付けを確認してください。
    ※上記確認を行っても、LCDが表示されない場合は、部品不良の可能性があります。メールでお問い合わせください。
    なお、回答は数日かかる場合があります。ご容赦ください。
  4. 電源が入りしばらくすると、オープニングデモが表示されます。以下の画面表示されれば、起動は終了です。
    Dsc_0372_20200621000401

③初期化する

マイコンは初期化済ですが、念のため初期化作業を行ってください。

  1. 電源を切る。
  2. SW2を押しながら電源を入れる。
  3. 「ピ」と音がしたら、SW2を離す。
  4. 以下のメニューが表示されたらSW1を押す。(SW2は初期化キャンセル)
    Dsc_0373
  5. 「ピコーン」と音がして、初期画面が表示される。

以上で作成は終了です。お疲れ様でした。

Coffee

 

CWエイリアンキット(サブ基板)の組み立て方

Ver0.1 2020/09/21

Dsc_0068

【回路図】画面をクリックし、拡大してご覧ください。(青い四角の中はサブ基板)

Photo_20201216095101

【サブ基板 について】

CWエイリアンキットは、オプションにより機能を拡張できます。
CWインベーダで希望が多かった大型LCD対応やイヤフォンに本体を改造することなく対応できます。

※大型LCDの対応については、最後に解説いたします。

「CWエイリアンキット(サブ基板)」で拡張する機能は以下のとおりです。

  • 外部スピーカーとイヤホンの切替
  • イヤフォンの音量調整(半固定)
  • I-DA-KENの時のサイドトーン

CWエイリアン本体と「CWエイリアンキット(サブ基板)」は、6Pピンソケットで接続します。

Dsc_0067

インターフェースは以下のとおりです。

PIN番号 名称 備考
1 SP CWエイリアンのサイドトーンと効果音
2 CW I-DA-KEN専用サイドトーン
3 +5V 外部電源(3)
4 GND 共通アース(4)
5 SDA 外部LCD用(1)
6 SCL 外部LCD用(2)

大型LCD(I2C対応)を使用する場合は、PIN3~6を接続してください。

Dsc_0075

また、Grove対応のLCDを接続するばあいは、変換ケーブルが必要です。(ピンの順番と形状が異なるため)
※Groveとは、seeed studioが開発している 差すだけで扱えるセンサーなどがあるモジュールのことです。
※CWエイリアン本体は、I2Cのみ対応。(アナログおよびデジタル未対応)


【キットの作成について】

  1. 以下のリンクから部品に不足が無いか確認してください。不足が有る場合は、ご連絡をお願い致します。
    CWエイリアンキットの部品表
  2. 部品数が少ないため、1つのパッケージ(PKG-07)に全て入っています。
    Dsc_0063
  3. ハンダコテ(電子工作用)、ハンダ、ニッパ等を用意してください。
  4. 工作の時間は10分~20分程度です。時間に余裕をもって作業してください。
  5. お子様が作業する場合は、必ず保護者が付き添ってください。
  6. 火傷やケガに注意してください。
  7. 部品の取り付けは比較的小さな部品から大きな部品の順に行うと作業がしやすいです。
  8. 基板に部品の記号(R1やC1等)を記載していますが場所が判らない場合は、本マニュアルの写真等で確認してください。

【組立手順】
①コンデンサ

パッケージ 部品番号 部品名 備考
PKG-07 C10 コンデンサ 0.01μF(103)
C11
C12

Dsc_0064


②ICソケット、スイッチ、抵抗

パッケージ 部品番号 部品名 備考
PKG-07
  ICソケット 8P
J5 ミニステレオジャック  
SW2 スライドスイッチ  
J4 L型ピンヘッダ  
JP2 2Pピンヘッダ  
R7 抵抗 1KΩ(茶黒赤)スピーカ保護用
VR1 半固定抵抗 50KΩ(503)

Dsc_0065


③マイコン、スピーカ

パッケージ 部品番号 部品名 備考
PKG-07
U4 マイコン  
SP2 圧電スピーカ:丸  

Dsc_0066

なお、+5V端子は使用しません。またGND端子は未接続です。

ここから電源を取り出す場合は、GNDにジャンパー線を配線してください。


【サブ基板の使い方】

①接続

本体の電源を切った状態で、サブ基板を接続します。

6Pピンヘッダがズレていない事を確認してから本体電源を入れてください。

サブ基板の電源は本体から供給されます。

Dsc_0067

②イヤホンとスピーカ切替

サブ基板のスピーカーを使う場合は、本体のJP1を抜いてください。

スライドスイッチを右にすると、サブ基板のスピーカ:丸から音が出ます。

スライドスイッチを左にすると、イヤホンになります。ステレオイヤフォンを

接続してください。(モノラルイヤホンでは音が出ません。)

イヤホンのボリュームは、半固定抵抗で調整できます。

③I-DA-KENのサイドトーン

I-DA-KENを実行中のサイドトーンは、本体側では鳴りません。

本体のCW信号により、サブ基板のマイコンがサイドトーンを鳴らします。(周波数固定)

サイドトーンを鳴らしたくない時は、JP2を抜いて下さい。

 

※JP2(下側)とGNDの間に電鍵を接続すると、簡易なCW練習機になります。

 

2020年9月12日 (土)

CWエイリアンキットの部品表

CWエイリアンキットは、7個のパッケージに分けてあります。

キットの作成前に各パッケージに不足が無いか確認してください。

ICソケットなど一部の部品は回路図に記載が無い物があります。

※1つのパッケージに異なる抵抗やコンデンサが入らないよう分けてあります。

※抵抗やコンデンサの後の()にカラーコードや容量記号を記載してあります。

20200912_20200913195401

【PKG-01】マイコン関係

部品記号 部品名 備考
U1 マイコン ATMEGA328(28Pタイプ)
- ICソケット 28P
J3 L型ピンソケット 6P
- メイン基板 基板番号:CA_02_A(裏面に記載)

【PKG-02】スピーカー・LCD関係

部品記号 部品名 備考
SP1 圧電スピーカ:角 表面実装型、基板裏面に実装
- LCDバックライト 極性有り:赤(+)、黒(-)
JP1 2Pソケット 圧電スピーカのON/OFF切替用
JP1 2Pピンヘッダ 短い方をハンダ付け
R6 抵抗 510Ω(緑茶茶)
C7 コンデンサ 1μF(105)
C8 コンデンサ 1μF(105)
C9 コンデンサ 1μF(105)

【PKG-03】クリスタル

部品記号 部品名 備考
X1 クリスタル 16MHz
C1 コンデンサ 22pF(22)
C3 コンデンサ 22pF(22)

【PKG-04】電源関係

部品記号 部品名 備考
J1 DCジャック  
D1 LED 赤:極性有り(長い方が+)
SW1 スライドスイッチ 電源用
U2 3端子レギュレータ 基板番号:CA_02_A(裏面に記載)
C5 電解コンデンサ 47μ:極性有り(長い方が+)
R1 抵抗 1KΩ(茶黒赤)
R3 抵抗 1KΩ(茶黒赤)
R4 抵抗 1KΩ(茶黒赤):スピーカ保護用
D2 ダイオード 1S1588
F1 リセッタブルFUSE 0.1A(耐圧60V)

【PKG-05】ミニステレオジャック

部品記号 部品名 備考
J2 ミニステレオジャック 外部スイッチ入力用
C2 コンデンサ 0.01μF(103)電源用
C4 コンデンサ 0.01μF(103)
C6 コンデンサ 0.01μF(103)
R2 抵抗 10KΩ(茶黒橙)LED調光用
R5 抵抗 10KΩ(茶黒橙)リセット用

【PKG-06】LCD

部品記号 部品名 備考
U3 LCD ATD1602CP

【PKG-07】オプション基板

「フルパッケージ版」に付属するオプション

※「基本パッケージ」には含まれません。

部品記号 部品名 備考
U4 マイコン ATTiny13A(8Pタイプ)
- ICソケット 8P
SP2 圧電スピーカ:丸  
J5 ミニステレオジャック  
SW2 スライドスイッチ イヤホン/スピーカ(切替用)
J4 L型ピンヘッダ  
JP2 2Pピンソケット マイコン接続用
JP2 2Pピンヘッダ 短い方をハンダ付け
R7 抵抗 1KΩ(茶黒赤)スピーカ保護用
VR1 半固定抵抗 50KΩ(503)イヤホンボリューム調整用
C10 コンデンサ 0.01μF(103)
C11 コンデンサ 0.01μF(103)
C12 コンデンサ 0.01μF(103)
- サブ基板 基板番号:CA_02_B(裏面に記載)

 

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