CWエイリアンキット(本体)の組み立て方
Ver0.3 2020/09/21
CWエイリアンキット(本体)の組み立て方について解説します。
サブ基板についてはこちらをご覧ください。
【回路図】画面をクリックし、拡大してご覧ください。(青い四角の中はサブ基板)
CWエイリアンキット(サブ基板)の組み立て方(リンク)
【キットの作成について】
- 以下のリンクから部品に不足が無いか確認してください。不足が有る場合は、ご連絡をお願い致します。
CWエイリアンキットの部品表 - 部品はパッケージ毎に出し入れしてください。特にコンデンサは、文字の表示が小さいので混ざると大変です。
- ハンダコテ(電子工作用)、ハンダ、ニッパ等を用意してください。
- 工作の時間は30分~1時間程度です。時間に余裕をもって作業してください。
- お子様が作業する場合は、必ず保護者が付き添ってください。
- 火傷やケガに注意してください。
- 部品の取り付けは比較的小さな部品から大きな部品の順に行うと作業がしやすいです。
- 基板に部品の記号(R1やC1等)を記載していますが場所が判らない場合は、本マニュアルの写真等で確認してください。
【組立手順】
①圧電スピーカ
パッケージ | 部品記号 | 部品名 | 備考 |
PKG-02 | SP1 | 圧電スピーカ:角 |
表面実装部品(SMD)ですが、1辺が12mmと大きいため、取り付けは難しくありません。
参考:表面実装部品(SMD)のはんだ付け(古賀電子さんのサイト)
- 基板裏面のSP1と書かれたと所の一方に、ほんの少しだけハンダを盛ります。(たくさん盛らない)
- 部品が線からはみ出さない位置に抑えながら仮止めします。
※指で押さえると火傷の危険性があるのでピンセットを使うか、ドライバーの柄の部分で抑えると良い。
ペンチを使うと部品や基板を傷つけてしまう可能性があります。 - 反対側の電極にハンダ付けします。
- 先ほど予備はんだした方に仕上げのはんだ付けを行います。
②コンデンサ
パッケージ | 部品記号 | 部品名 | 備考 |
PKG-02 | C7 | コンデンサ |
1μF(105) |
C8 | |||
C9 | |||
PKG-03 | C1 | コンデンサ |
22pF(22) |
C3 | |||
PKG-05 | C2 | コンデンサ |
0.01μF(103) |
C4 | |||
C6 |
極性は有りません。
③抵抗
パッケージ | 部品記号 | 部品名 | 備考 |
PKG-02 | R6 | 抵抗 | 510Ω(緑茶茶 ) |
PKG-04 | R1 | 抵抗 | 1KΩ(茶黒赤) |
R3 | 1KΩ(茶黒赤) | ||
R4 | 1KΩ(茶黒赤) | ||
PKG-05 | R2 | 抵抗 | 10KΩ(茶黒橙) |
R5 | 10KΩ(茶黒橙) |
抵抗は、写真のようにリード線を曲げます。
取付位置は○印が抵抗、印が無い方が曲げたリード線です。
④極性がある部品
パッケージ | 部品記号 | 部品名 | 備考 |
PKG-04 | D1 | LED | |
U2 | 3端子レギュレータ |
||
C5 | 電解コンデンサ |
||
D2 | ダイオード |
- LED
リード線が長い方が「+」です。 - 3端子レギュレータ
平らな面を画面の右側に向けます。 - 電解コンデンサ
リード線が長い方が「+」です。 - ダイオード
黒いラインがある「K」側のリード線を曲げます。取付方法は抵抗と同じです。
⑤ソケットスイッチ類
パッケージ | 部品記号 | 部品名 | 備考 |
PKG-01 | ICソケット(28P) | ||
PKG-04 | SW1 | スライドスイッチ |
|
F1 | リセッタブルFUSE |
極性はありません。 | |
PKG-05 | J2 | ミニステレオジャック |
リセッタブルFUSEは、過電流時に熱を発生させますので、リード線の折れ曲がり(S字部分)を直さずに、ハンダ付けしてください。
⑥クリスタル、2Pピンヘッダ、DCジャック
パッケージ | 部品記号 | 部品名 | 備考 |
PKG-02 | JP1 | 2Pピンヘッダ | |
PKG-03 | X1 | クリスタル |
|
PKG-04 | J1 | DCジャック |
ピンヘッダとピンソケットは、セットにすると取り扱いが楽です。
クリスタルは、基板から少し離して取付ます。
- 太さが1~1.5mm程度 のフラットケーブルまたは2~3本をテープで平行に束ねた線を用意します。
- 基板とクリスタルの間にケーブルを差し込みます。
- クリスタルを抑えながらクリスタルのリード線を1本だけ、ハンダ付けします。(火傷注意)
- フラットケーブルを引き抜きます。
- 基板とクリスタルが平行になるよう調整してから、残りのリード線のハンダ付けをします。
⑦L型ピンソケット
パッケージ | 部品記号 | 部品名 | 備考 |
PKG-01 | J3 | L型ピンソケット |
オプションボードや大型LCD等を使用する予定が無ければ、取付を省略しても結構です。(後から取り付ける事も可能)
また、ICソケット上部の「+5V」は将来の拡張用です。部品の取り付けは有りません。
※+5Vは出力専用(トータル0.1A)です。ここから電源を、供給しないでください。
⑧LCD
パッケージ | 部品記号 | 部品名 | 備考 |
PKG-02 | LCDバックライト | ||
PKG-06 | U3 | LCD |
LCDは、一番故障が起きやすい部品です。
LCDは出荷前に全数動作確認していますが、ハンダ付け時の熱で壊れる事もあります。
なるべく、短時間でハンダ付けするよう気を付けてください。
LCDとバックライトを組み合わせて実装します。
- バックライトの両面テープ(上下2本)をはがします。
- LCDの裏側にバックライトを付けます。
リード線「黒」は④と⑤の間を通します。
リード線「赤」は⑥と⑦の間を通します。 - LCDの足を綺麗に揃えてください。曲がっていると基板にささり難くなります。
無理に押し込むとピンが曲がってしまいます。
バックライトのリード線は後から取付ます。 - LCDのハンダ付けを行ってください。
- 写真の様に、バックライトのリード線(赤および黒)を表から差し込みます。
先端をL字に曲げてハンダ付けします。
※リード線をカットする必要はありません。
余ったリード線は、LCDの横の邪魔にならない所にまとめてください。
補足:LCDを取り付けるとエイリアンのイラスト(牙)が見えなくなります。
このイラストが見られるのは、作成した人の特権ですw
⑨マイコン
パッケージ | 部品記号 | 部品名 | 備考 |
PKG-01 | U1 | マイコン |
パッケージ:PKG-02
マイコンの切込み(半円)がある方を写真の左側に来るように差し込んでください。
最後に、ハンダ付け漏れが無いか確認してください。特にICソケットとLCDは注意してください。
【動作確認】
①事前準備
動作確認を行う前に以下の準備をしてください。
- 電源DC9~15Vのセンター「+」の電源を用意してください。DCプラグのサイズは、2.1Φです。
- 電源スイッチ(本体上部)を右にスライドしてください。
- 外部スイッチを2個用意し、図のように配線してください。
- JP1に2Pピンソケットを挿してください。ソケットを挿さないと音が鳴りません。
- オプションボード(本体左側)は接続しない。
※キットと同時購入限定ですが、マウス型パドルも頒布致します。(数に限り有り)
②電源を入れる
- 電源スイッチを左にスライドしてください。LCDのバックライトが発光します。
※バックライトが発光しない場合は、直ちに電源を切り配線を確認してください。 - 「ピコーン」と音がします。音がすれば、マイコンは動作しています。
※音がしない場合は、スピーカー回りやジャンパーを確認してください。
※スピーカー周りに異常が無い場合は、ICソケットの配線やクリスタル周りを確認してください。 - LCDにバージョン画面が表示されます。
※画面に何も出ない場合、一度電源を切り、再度電源を入れてください。
※電源を再投入しても画面が表示されない場合は、LCD、C7、C8、C9、R5、D2周りを確認してください。
※画面が反転する、上下逆になる場合はLCDの④~⑧端子のハンダ付けを確認してください。
※上記確認を行っても、LCDが表示されない場合は、部品不良の可能性があります。メールでお問い合わせください。
なお、回答は数日かかる場合があります。ご容赦ください。 - 電源が入りしばらくすると、オープニングデモが表示されます。以下の画面表示されれば、起動は終了です。
③初期化する
マイコンは初期化済ですが、念のため初期化作業を行ってください。
- 電源を切る。
- SW2を押しながら電源を入れる。
- 「ピ」と音がしたら、SW2を離す。
- 以下のメニューが表示されたらSW1を押す。(SW2は初期化キャンセル)
- 「ピコーン」と音がして、初期画面が表示される。
以上で作成は終了です。お疲れ様でした。
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