FT-857 Ext Meterキットの作成
FT-857 Ext Meterキット 難易度 ★★☆☆☆
FT-857 Ext Meterのユニットキット化しましたので、作成手順を説明します。
なお、キットの頒布方法や仕様については、以下のページを参照してください。
(頒布方法について)
https://ji1pvv.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-9fcdfb.html
(仕様について)
https://ji1pvv.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-af3341.html
キットの構成
キットはSMD部品を実装済の状態となっています。また、実装する部品も少なく、初心者でも簡単に作成することができます。
パッケージはこのようなパッケージでお届けします。
パッケージを開けると写真のようになっておいます。
左から、PKG1,PKG2,基板、ユニバーサル基板とケースです。このうち、ユニバーサル基板とケースは使用しません。
パーツリスト
パーツは以下のとおりです。
パッケージ | 品名 | 値 | 数量 | 備考 |
PKG-01 | 抵抗(R1) | 1KΩ | 1 | カラーコード:茶黒赤 |
抵抗(R3) | 10KΩ | 1 | カラーコード:茶黒橙 | |
コンデンサ(C1,C2)) | 1μF | 2 | 表示:105 | |
EMIフィルター(L1) | 1 | 極性:無し | ||
半固定抵抗(VR1) | 50KΩ | 1 | 表示:503 | |
PKG-02 | 抵抗(R5) | 220Ω | 1 | カラーコード:赤赤茶 |
コンデンサ(C3) | 0.01μF | 1 | 表示:103 | |
L型ミニプラグ | ステレオ | 1 | ||
2Pピンソケット | 1 | ケーブル50cm付き※ | ||
L型2Pピンヘッド(J2) | 1 | |||
基板 | 基板 | 1 | ケース付き。15×2Pピンヘッダ、ピンソケット、LED実装済 |
※ケーブルの色は選べません。
回路図
組み立て手順
ハンダ付けするさい、ケースをハンダコテで溶かさない様注意してください。
心配な場合はM1.5 六角レンチでネジを外し、基板を取り出して下さい。
※ハンダ付け後のリード線は3mm以下にカットしてください。長すぎると、M5Stackの部品と干渉して蓋が閉まらかくなったり、部品を傷つけたりします。
【手順1】
抵抗(R1、R3、R5)をハンダ付けします。
【手順2】
EMIフィルター(L1)をハンダ付けします。
【手順3】
コンデンサ(C1,C2,C3)をハンダ付けします。
【手順4】
半固定抵抗(VR1)をハンダ付けします。
【手順5】
ケーブルの線をよじってください。線をよじる事によってノイズに強くなります。(ツイストペア線)
ケーブルは約50cmありますが、ご自分の環境に合わせてカットしても結構です。
【手順6】
写真の右側に穴が開いているので、ケーブルを通してください。
【手順7】
ケーブルの先端に付いているL型ピンヘッダをハンダ付けしてください。
※手順6を飛ばしてL型ピンヘッダをハンダ付けしてしまった場合は、ネジを外してからケーブルを通して下さい。
無理にケーブルを通そうとすると部品が痛みます。
※ネジを外して組み立てている場合は、この作業が終わったあとで組み立ててください。
【手順8】
L型ミニプラグを分解します。下側のストッパーをドライバーや爪などで持ち上げると簡単に外れます。
【手順9】
ケーブルにカバーを通します。忘れると「あ!」となりますw
【手順10】
ミニプラグの先端部をハンダ付けします。
ケーブルの色は複数の組み合わせがあるので、右の写真の上側の色(写真では赤)と一致していることを確認してください。
【手順11】
残りの線(GND側)をハンダ付けします。
ケーブルの角度を調整し、ラジオペンチなどで、ケーブルが動かないよう固定してください。
【手順12】
手順8で分解した時と逆の手順で組み立ててください。
以上で作業は終了です。調整は次のページの「フルスケール調整」の項目を参照してください。
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