FT-857外部メーターとM5HanRadioのSDカードを共有する
FT-857外部メーター(FT-857_EXT)とM5HamRadioはM5Stackシリーズを使用しています。
左:FT-857外部メーター、右:M5HamRadio(ICSMeter)
※FT-857外部メーターは、M5Core2 (Core2、AWS など) に対応しておりません。
FT-857外部メーターはメーターモードとグラフ表示モードがあります。
※M5HamRadioは F4HWNさんが開発したIC-705、IC-7300、IC-9700用のアプリケーションで
以下のアプリケーションが含まれ全て無料で使用できます。
- ICSMeter (デフォルトのアプリケーション)
- ICマルチメータ
- DXトラッカー
【使用プラットフォームの比較】
アプリケーション | プラットホーム |
FT-857外部メーター | M5Core (Basic、Grey、Fire など) |
M5HamRadio | M5Core (Basic、Grey、Fire など) M5Core2 (Core2、AWS など) |
【FT-857外部メーターとM5HamRadioの切り換え】
SDカードに両方のアプリを入れることで、相互に切り替えることが出来ます。
ただし、FT-857外部メーターとM5HamRadioはファイルシステムが異なるため工夫が必要です。(設定方法は後述)
ローダー
切り換え方向 | ローダー | 切り換えボタン |
FT-857_EXT ⇒ M5HamRadio | LovyanLauncher v0.2.3 | リセット+左ボタン |
M5HamRadio ⇒ FT-857_EXT | BlnLoader V0.5 | リセット+中ボタン |
【M5HamRadioのインストール】
M5HamRadioはF4HWNさんが商用利用を禁止しているので、頒布品にも含める事はできません。
インストールは以下の手順に従い、ご自身で行ってください。
1.事前準備
PC、M5Stack、micro SD カード(4~16GB、FAT32でフォーマット済)
2.M5Burner 3.x.xのインストール(2.x.xは使用できません)
- 以下のURLにアクセスする
http://docs.m5stack.com/en/download - PCのOSに合わせたM5Burnerをダウンロードする
- ダウンロードしたファイルを展開し任意の場所に置く
3.M5HamRadioをインストールする
- PCとM5StackをUSBで接続する
- M5Burnerを起動する
- ①にM5HamRadioと入力する
- ②Downloadをクリックする
- ③表示が以下のように変わったらBunをクリックしインストールする
- ④Continueをクリックする
- ⑤COM番号を選択する。エラーになる場合は変更する。
- ⑥Startをクリックする
- ⑦インストールに成功したら、緑のボタンをクリックするする
4.SDカードを共有する
以下の作業は SDカードにFT-857外部メータのSDを前提に行います。
SDカードのインストールは以下のURLを参照してください。
FT-857 Ext Meter(for M5Stack) ⇒ SDカードをセットアップする
SDカードの設定手順は以下の通りです。
- 以下のURLを開く
GitHub - armel_M5HamRadio_ M5HamRadio ファームウェア - ①firmwaresをクリックする
- ②binファイルを全てダウンロードしSDカードにコピーする
- 最初のページにもどり、③iniをクリックする
- ④iniファイルを全てダウンロードしSDカードにコピーする
5.iniファイルを設定する(IC-705 Bluetooth 接続の例)
インストールが完了してもそのままでは無線機と接続出来ません。
- SDカードにコピーしたIC705BT.iniをテキストエディタで開く
- Aは接続する無線機に合わせて設定します。
icom_model IC-705⇒705、IC-7300⇒7300、IC-9700⇒9700
icom_address IC-705⇒0xA4、IC-7300⇒0x94、IC-9700⇒0xA2
icom_connect BTまたはUSB
icom_device IC-705のBluetoothのアドレスです。USBの場合、変更不要 - BはWi-FiのSSIDとパスワードです。Bluetooth接続では不要ですが、
DXトラッカーでは使用しますので利用する場合は設定しましょう。 - CはICUSBProxy の設定です。Bluetoothで接続の場合、変更不要
- Dは周波数です。変更不要
- EはDXトラッカーで表示される自局の緯度、経度です。
GoogleMapで現在地を長押しすると表示される数字をそれぞれ入力します。
6.作成したiniを有効にする
iniファイルは作成したままでは有効にになりません。以下の手順で有効にしてください。
- M5Stackの電源ボタンを1回押す。(リセット)
- バーグラフが緑から青に変わったら、中ボタンを押す。
- 作成したファイルを選択(左右のボタン)する。
- 中ボタンを押し確定する。
- プログラムが起動し「705 BT」と表示される。
7.プログラムを切り替える
7.1 ICSMeter⇒ICMultiMeter
- M5Stackの電源ボタンを1回押す。(リセット)
- バーグラフが緑の状態で中ボタンを押す。
- ICMultiMeter.binを選択(左右のボタン)する。
このとき、左側の表示がLittleFSになっていることを確認してください。 - 中ボタンを押し確定する。
7.2 ICSMeter⇒FT-857_EXT
- M5Stackの電源ボタンを1回押す。(リセット)
- バーグラフが緑の状態で中ボタンを押す。
- FT-857_EXT.binを選択(左右のボタン)する。
このとき、左側の表示がLittleFSになっていることを確認してください。 - 中ボタンを押し確定する。
7.3 FT-857_EXT⇒ICSMeter
- 左ボタンを押した状態で電源ボタンを押し、1秒後に左ボタンを離す。
- SD Updaterが選択されていることを確認し、中ボタンを押す。
- 右ボタンを数回おし、ICSMeterを選択する。
- 中ボタンを2回押し確定する。
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