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2024年6月29日 (土)

IC-705BTの充電回路試験

Batt_test

(写真はIC-705BTのテストベンチ)

IC-705BT プログラマブルリモコンの開発に伴いリチウムポリマー電池の充電回路として

TP4056を使用した充電ユニットを採用しました。IC-705BTの電源関連の主な仕様

充電ユニット(USB-C) X000RLNADB(TP4056採用)※1
充電電流 300mA ※2
リチウムポリマー電池 300mAh 3.7V ※3
IC-705BTの消費電流 平均 30mA(待機時) ※4
電源出力電圧 3.3V ※5

※1:各社から同様の充電ユニットがでている。

※2:300mAに変更する場合、R3を4.00KΩにする必要があるが、手持ちの関係で4.32KΩを使用

※3:目標値は、500mAhであるが価格や電池の大きさ等を考慮し300mAhを採用

※4:Bluetoothを常時ONする必要があるためディープスリープは採用出来ない。

※5:ATOMLiteの入力電圧は3.3Vのため、TP4056の出力に3.3Vの3端子レギュレータを接続している


【測定結果】

この試験はIC-705BTの使用を目的に行ったもので、TP4056単体の性能については、以下のページを参照してください。

電子工作専科

◆充電特性

USB-Cからフル充電しUSBポートの電流、電圧、充電時間を測定

Ic705bt

フル充電時間:85(分)

(考察)

  • 開始から41(分)までは定電流動作
  • それ以降は定電圧動作、徐々に電流が減少
  • 84分前後に設定値の1/10の30mA以下となり充電終了

リチウムポリマー電池の電圧(充電回路における保護機能の仕様)

開始時:2.44V(2.4V)

終了時:4.14V(4.2V)

◆放電特性

IC-705とBluetooth接続した状態(待機時)でどの程度使用できるか測定

Battery

  • 開始から3時間40分までは出力3.28Vで非常に安定
  • 3時間41分過ぎから徐々に電圧が下がる
  • 出力2.4Vを下回ったところでDW01Aの過放電保護回路が動作し出力をシャットダウン

以上にによりこの構成の使用時間は3時間40分と推定されます。使用時間を延ばす場合は、

容量の大きな物に変更が必要。特に発熱等もなかったので、500mAh(推定6時間)までは変更可能と思われる。

※変更の場合は別途事前検証が必要

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