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2025年7月

2025年7月22日 (火)

FTX-1におけるWSJT-Xの同時受信と送信に関する注意点

FTX-1は、MAINとSUBの両方で同時受信が可能です。
(HF/V、HF/U、V/U、V/V、U/Uの組み合わせ)

しかし、WSJT-Xのようなデジタルモードソフトウェアを使用する際には、

その挙動に注意が必要です。

例えば、MAINを430.510MHzSUBを21.074MHzに設定してWSJT-Xを起動すると、

WSJT-Xの画面にはMAIN側の周波数のみが表示されます。一方、オーディオ信号は

MAINとSUB両方の信号を受信するため、WSJT-Xのウォーターフォール表示では、

実際にはSUB側で受信しているにもかかわらず、MAINの周波数でDXを受信してい

るように見えてしまうことがあります。

これは誤解を招きやすいため、特に注意が必要です。

【FT8運用時の推奨事項】
上記の挙動はFTX-1の仕様であるため、FT8を運用する際には以下の点に留意する

ことをお勧めします。

  • MAIN側のみFT8の設定にする。 SUB側はFT8の設定にしないことで、
    意図しない周波数での送信や表示の混乱を防げます。
  •  SUB側で通常の音声通信などを行った場合、FT8運用に戻る前に必ず
    MAIN側に切り替えるようにしましょう。

※ これらの挙動は現在のところの仕様であり、将来的に変更される可能性があります。

20250722-075533

2025年7月19日 (土)

頒布:CIR-45用腕時計型ベルト(終了しました)

Dsc_0252 Dsc_0254

SUR工房  製のパドルCIR-45用の腕時計型ベルトです。

CIR-45のユーザー様の要望があり作成しました。

【特徴】

Dsc_0234_20250630000201  

  • パドルを操作中にベルト自体が多少ずれるため、高速打鍵には向きません。
    机の上に腕を置くと少し安定します。(※1)
  • ベルトは100均のスマートウォッチバンドを流用しています。
    在庫状況によりベルトの色は変わります。(ご希望に添えない場合があります。)
  • 約45度の角度を付けた穴で横滑りを防止します。
  • 左右どちらの腕にも付けられます。
  • 穴の底にステンレス板を配置しCIR-45のマグネットに吸着します。※1
  • 取付位置を表すマーカー(小穴)が付いていています。(2か所)
  • ベース部のカラーは白または黒、CIR-45と接するマウント部のカラーは
    白、黒、赤、青を用意しました。(※2)

 (※1) 本ベルトのステンレス板は、横滑り防止のために使用しています。(固定用ではありません。)
   そのため、歩きながらの運用などCIR-45が急な動きで落下しないよう十分にご注意ください。

 (※2)ベルトの色は100円ショップの在庫状況により変わるため、写真と異なる場合があります。

CIR-45用腕時計型ベルト
Dsc_0234_20250630174201

タイプ1(白白) タイプ2(白青) タイプ3(白赤) タイプ4(黒黒) タイプ5(黒青) タイプ6(黒赤)
Dsc_0233_20250630174201 Dsc_0234_20250630000201 Dsc_0235_20250630174201 Dsc_0238_20250630174201 Dsc_0236_20250630174201 Dsc_0237_20250630174201
在庫:1 在庫:1 在庫:1 在庫:1 在庫:1 在庫:1
  • ご注文時にタイプを指定してください。
  • 頒布価格:3,000円(送料込み)

 

2025年7月 4日 (金)

FTX-1まとめ記事

FTX-1の国内販売が2025/7/8から開始しました。最新情報をこのページにまとめます。


FTX-1シリーズ(国内向け)製品情報


ネット記事まとめ

日付 ソース 内容
     
2025/7/10 hamlife.jp

<えっ!こんな機能があるの!?>話題の新製品、八重洲無線「FTX-1 optima-50」開封リポート

FTX-1シリーズは、無線機のボディーに「工事設計認証番号(技適番号)」が記載されていない(製造番号のステッカー部分にも記載なし)。
その代わりに「DISP」ボタンを押しながら電源を入れると、画面上に工事設計認証番号を表示できるようになっている。

2025/7/8  八重洲無線株式会社

公式サイトにマニュアルがUPされました。
取扱説明書(基本編)
取扱説明書(詳細編)
取扱説明書(グループモニター(GM)編)
取扱説明書(APRS編)

■ CATオペレーションマニュアル <準備中>

※工事設計書の記入例は「取扱説明書(基本編)」P98~P100、送信系統図はP101にあります。

2025/7/8 八重洲無線株式会社

技術基準適合証明機種の申請について

FTX-1 Field       (10W, FTX-1F) 002-250001
FTX-1 optima-50   (10W, FTX-1F)
               (50W, FTX-1M)
002-250001  (第1送信機)
002-250002  (第2送信機)
FTX-1 DX        (100W, FTX-1H) 002-250003

FTX-1 optima-50を登録する場合は、2台分登録する必要があるそうです。
2025/7/8 現在、技適検索にヒットしない場合がありますが、電波利用電子申請での
技適番号チェックにはヒットしますので、申請は可能なようです。

2025/7/5 hamlife.jp 【速報】<待望の国内出荷、7月8日(火)からスタート!>八重洲無線、新製品「FTX-1シリーズ」の出荷開始を全国のショップへ告知
7月8日(火)より順次、お取引先・販売店各位へ出荷開始ということなので、ショップによって事情は異なる模様
7月8日(火)より順次、お取引先・販売店各位へ出荷開始ということなので、ショップによって事情は異なる模様
2025/7/4 hamlife.jp

<8月中旬より発売開始>八重洲無線、FTX-1シリーズ専用の延長ケーブル「SCU-66」「SCU-66L」を発表

1.5m(SCU-66)と3m(SCU-66L)の2種類

それぞれ同軸2本、データケーブル、電源ケーブル、同軸マウントようのブラケット?が付く予定

価格はそれぞれ13,090円と14,190円

発売は8月中旬

2025/7/4  hamlife.jp

<全国1都4県の5か所で開催>八重洲無線、FTX-1シリーズなどを展示する2025年7月前半のイベントスケジュールを発表。

★山本無線 CQ2「YAESU FTX-1シリーズ体験&商談会」
・日時:
7月5日(土)11:00~17:00
 7月6日(日)11:00~16:00
★ムラキ無線「スペシャルYAESUデー」
・日時:7月6日(日)10:00~16:00
★ラジオプラザ青江「YAESUプレミアムフェア」
・日時:
 7月12日(土)10:00~18:00
 7月13日(日)10:00~15:00
★JARL山梨県支部「フィールドミーティング」
・日時:7月13日(日)10:00~16:00
★JARL愛媛県支部「愛媛ハムのつどい」
・日時:7月13日(日)10:45~16:00

2025/7/? 海外公式サイト 仮想USBドライバーが公開された。
ドライバーのバージョンを見ると既に公開されている物と同じらしい。
Package version: 11.0.0
Release date: 2021-11-05
FTX-1 series USB Driver Virtual COM Port Driver (Windows 11/10)
2025/5/29 総務省
電波利用ポータル

FTX-1F 工事設計認証番号: 002-250001
※7/4現在、電子申請Liteでは参照可能となっており申請準備はできそう。
※FTX-1 Optima-50とFTX-1 DXの工事設計認証番号は未発表(確認:2025/7/4現在)
 FTX-1 Optima-50は2つの工事設計認証番号を持つことになり特殊な申請方法になる予定
 詳しくは、メーカーの発表を待ちたい

     

FT8の設定例(暫定版)

※WSJT-Xv3.0.0 rc1でFTX-1がサポートされました。使用期限:2026/4/30まで

ネット寝流れていた情報を参考にWSJT-Xの設定をしてみました

まだ、Hamlibに正式採用されてないので暫定的な設定です。

無線機の種類はFT-991または、FT-891を使用します。その他の設定は下の画像を参考にしてください。

なお、周波数変更が効かないので、VFOで変更するかメモリーを活用してみてください。

なお、時々フリーズするなど不具合が発生する場合があるそうです。

正式版が早く出てほしいですね。

20250717-232854


トラブルや課題まとめ

※一時的な問題や環境による場合があります。また、今後改善される場合もあります。

  • FTX-1 Fieldを6Wで運用しCWで連続送信すると、発熱により動作が停止(SCF-1 は未装着)
    (停止した時の本体温度などは不明。)
  • 室内でも突然再起動が発生した。(作業内容不明)
  • FTX-1 Fieldの外部電源、13.8V/5A以上の電源が必要。PD対応モバイルバッテリーから
    供給する場合、100W対応(5A対応)USBケーブルが必要となる。
  • FTX-1 Fieldの外部電源の端子(Lケーブル)は外径6.3mm、内径3.0mmのため、
    IC-705用(5.5x2.5 mm)や一般的なDCケーブル(5.5x2.1 mm )を使用する場合は
    変換が必要
  • 技適番号が本体に貼ってない⇒DISPを押したまま電源を入れると確認できます。
    50W機(Optima-50 )の場合、50Wアンプを接続した状態と、外した状態で変わるので注意
  • FT-8の設定、Hamlibの設定にFTX-1は存在しないため、FTDX-10を設定する。
    設定は「FT-991」または「FT-891」を設定する
    ※海外版ではFTDX-10で動作しているので、ファームウェアの差と思われる
    周波数変更に対応できないのでVFOまたはメモリーを使用すると良い。
    ※時々フリーズするとの情報があるが、原因については要調査
  • 純正ガードを付けたままでは、アンプ部には取り外しできません。
  • 純正バッテリー(SBR-52LI)のUSB端子は充電専用なので、PD対応モバイルバッテリー
    として使用出来ません。
  • 32GB以上のMicroSDカードはパーティションを切り直しても使用できません。
    (IC-705では問題なく使えました。)
  • miniDIN 10ピンのビデオ用ケーブルは形状が異なるため、使用できません
  • FTX-1 Optima-50(DX同様?)のスピーカーが勝手に切り替わる。
    切り替わった時に「ボッ」と音がする。当初、接触不良を疑ったが原因は別にありそう。

 


以前の記事

FTX-1シリーズ 海外向けマニュアルから読み解く国内向け仕様

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