FTX-1におけるWSJT-Xの同時受信と送信に関する注意点
FTX-1は、MAINとSUBの両方で同時受信が可能です。
(HF/V、HF/U、V/U、V/V、U/Uの組み合わせ)
しかし、WSJT-Xのようなデジタルモードソフトウェアを使用する際には、
その挙動に注意が必要です。
例えば、MAINを430.510MHz、SUBを21.074MHzに設定してWSJT-Xを起動すると、
WSJT-Xの画面にはMAIN側の周波数のみが表示されます。一方、オーディオ信号は
MAINとSUB両方の信号を受信するため、WSJT-Xのウォーターフォール表示では、
実際にはSUB側で受信しているにもかかわらず、MAINの周波数でDXを受信してい
るように見えてしまうことがあります。
これは誤解を招きやすいため、特に注意が必要です。
【FT8運用時の推奨事項】
上記の挙動はFTX-1の仕様であるため、FT8を運用する際には以下の点に留意する
ことをお勧めします。
- MAIN側のみFT8の設定にする。 SUB側はFT8の設定にしないことで、
意図しない周波数での送信や表示の混乱を防げます。 - SUB側で通常の音声通信などを行った場合、FT8運用に戻る前に必ず
MAIN側に切り替えるようにしましょう。
※ これらの挙動は現在のところの仕様であり、将来的に変更される可能性があります。
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