XIAO ESP32C3の充電回路を改めて検証
以前に買ったXIAO ESP32C3、しばらく放置していましたが改めて見たらリウム(ポリマー)電池の
接続ができ、しかも充電まで出来るとか
他の製品では電池関係で苦労したので、これが使えたら楽だろうなと言うことで調べてみました。
XIAO ESP32C3のおさらい
以前書いた記事 ・・・2022年9月の記事なので情報は既に古いです
XIAO ESP32C3の配置(表)
※A3の扱いが変わったようです。
A3(GP105) - ADC2 を使用しますが、誤ったサンプリング信号により動作しなくなる可能性があります。
信頼性の高いアナログ読み取りを行うには、代わりに ADC1(A0/A1/A2) を使用してください。
ESP32-C3 データシートを参照してください。
XIAO ESP32C3の配置(裏)
以前は気にしていませんでしたが、バッテリーの接続端子がありしかも充電まで出来るとか
念のため、回路図を確認しました。青い線が電源周りの接続を補足したものです。
画像は少しボヤケていますが主にこんな感じなります。
【動作概要】
①USB-Cの「VBAS」(5V)の入力がFUSEを通り「USB_FUSED5V」となります
②「USB_FUSED5V」は、U1(充電保護IC)のVINに入ります
③バッテリーが接続れされ、十分な電圧が有る場合、出力は「BAT」から出てきてQ1に戻ります
④「/CHG」はバッテリーの充電状態を表しているようでバッテリーが無いか、電圧が低い場合
赤く点滅します
⑤USBが接続されている間は「VBAS」からD1を通ってU2(レギュレーター)に供給され
「VCC_3V3」が出力されます
⑥USBが接続が切れ「VBAS」の電圧は無くなると、Q1のゲートが開いてバッテリーからの電圧が
供給されます。
ということでバッテリーの充電ができることが判りました。
【残った疑問】
①使用可能なバッテリーの種類と容量
ドキュメントを探しましたが、具体的な記述をみつけられませんでした。
公式の説明は以下の通りです。(機械翻訳)
電池の使用に関する説明:
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また充電保護ICの品名も不明です。
ただし、公式の写真に750mAhのポリマー電池が写っていたので、ここまでは行けそうです。
②電池の残量が知りたい
ソフト的に電池の残量を知る方法がありません。だだし、以下の改造を加える事で可能になるそうです。
要はバッテリーの両端に抵抗を付け、中点とGNDの間の電圧をA0(アナログIN)で測るという方法です。
なぜ、中点を測るかというとバッテリーの電圧がアナログ入力の最大3.3Vを超えてしますので、
1/2の電圧を測り計算して現在の電圧を求めるという方式です。
ソースのサンプルを以下に記載します。
なお、16回測って平均化しているのは通信中のスパイク状のエラーを除去するためだそうです。
// Seeed Studio フォーラム ユーザーmsfujinoさん作成 |
③具体的にフル充電でどれだけ使えるの?
こればかりは実際の検証が必要です。後日結果を報告したいと思いますのでお待ちください
以上
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