IC-705 KEYERメモリー用 パッド(IC-705PAD)
YouTubeに紹介動画を公開しました
IC-705PADは、IC-705の[KEY]ジャックに接続して使用する手のひらサイズのコントローラーです。
※IC-905と互換性がありますが、IC-705を中心に解説します。
基本的な構造は、IC-705取扱説明書(以下本体取説)19-2に記載されており、設定によって以下の機能を利用できます。
- KEYERメモリー、VOICEメモリー、RTTYメモリーをワンタッチで送信できる
- 画面のタッチ操作に加え、外部キーパッドでも操作できる
- 長押しで繰り返し送信できる
- 送信中のメッセージは、EXITボタンまたは、ボタン操作で中断できる
機能 | モード | ボタン名 | 本体取説ページ |
KEYERメモリー | CW | M1~M8 | 4-15 |
VOICEメモリー | SSB/AM/FM/DV | T1~T8 | 8-1 |
RTTYメモリー | RTTY | RT1~RT8 | 4-19 |
しかし、IC-705にはKEY端子が1つしかなく「IC-705用キーパッド」と「電鍵」を同時に接続するには、
スプリッター等が別途必要になるため、これらを1つにまとめたIC-705PADを作成しました。
IC-705PAD
【各部の名称と機能】
角ボタンバージョンと丸ボタンバージョンがあります。
※デザインの違いだけで機能に差はありません。
【角ボタンバージョン】
【丸ボタンバージョン】
名称 | 機能 |
M1~M8 | 各メモリーに対応するボタン。配置は画面と合わせてあります |
DOT | モードが「バグキー」または「パドル」の場合、「DOT」として動作します |
DASH | バグキーまたはパドルの場合、「DASH」として動作します モードが「ストレートキー」の場合、動作しません モードが「バグキー」または「パドル」の場合、「送信中断」することができます |
KEY1、KEY2 | 内部で各ボタンの出力と並列に接続されています |
※IC-705PADの丸ボタンは簡易なPAD(設定によりストレートキーも可)として動作します。
KEYERメモリーに設定できない相手のコールサイン等はパドルまたは電鍵で打ち、
定型文はKEYERメモリーと効率的に運用できます。
IC-705の設定
IC-705PADを使用するにはIC-705本体の設定が必要になります。
【KEYERメモリーの場合】
①[KEY]ジャックの設定を有効にする
- MENU ⇒ SET ⇒ 外部端子 ⇒ 外部キーパッドの順にタッチする
- KEYERをONにする
②メッセージを編集する
- モードをCWにする
- MENU ⇒ KEYER ⇒ EDIT/SET ⇒ EDIT
- メッセージを編集します(本体取説4-16、デフォルトのコールサインはICOM)
③キーの種類等を設定する
- モードをCWにする
- MENU ⇒ KEYER ⇒ EDIT/SET ⇒ CW-KEY SET
- キータイプやパドルの極性などを設定します(本体取説4-14等)
【ボイスメモリーの場合】
①[KEY]ジャックの設定を有効にする
- MENU ⇒ SET ⇒ 外部端子 ⇒ 外部キーパッドの順にタッチする
- VOICEをONにする
②送信用ボイスを登録する
- マイクを接続する(本体付属のマイク推奨)
- モードをSSB/AM/FM/DVのいずれかに設定する
- MENU ⇒ VOICE ⇒ REC/SET
- 送信用ボイスを登録します(本体取説8-1)
【RTTYメモリーの場合】
①[KEY]ジャックの設定を有効にする
- MENU ⇒ SET ⇒ 外部端子 ⇒ 外部キーパッドの順にタッチする
- RTTYをONにする
②メッセージを編集する
- モードをCWにする
- MENU ⇒ DECODE ⇒ TX MEM ⇒ EDIT
- メッセージを編集します(本体取説4-20、デフォルトのコールサインはICOM)
運用
- IC-705の設定が完了すれば、直ちに運用できます。
- 動作はモードに依存します
頒布について
トップページをご覧ください。
コメント